世の中には味方のような顔をした敵がたくさん潜んでいるわけで・・・。
就活業界も残念ながらこういう状況がゼロではありません。
突然ですが、
「完全無料で就活サポートします」
「無料で隠れ優良企業紹介します」
「無料登録でオンライン会社説明会斡旋」
就活をはじめられてる方なら一度は聞いたことがあるかと思います。
キーワードは「無料」ほんとうに無料でリスクのないケースもあるかもしれませんが、冷静に考えたらそんなサービス無料で提供できるわけないですよね?
人件費、オンライン、サーバー設備費などなどサービス運営には多額の費用が掛かります。
じゃあそういうサービスはどうやってお金儲けをしているのか。
多くのケースが
学生さんを企業に紹介することで「企業から紹介料をもらっている」
極端な話、気づかぬうちに人身売買の商品になっている状態です。
それでなんで学生にとってリスクなの?個人情報漏洩?ブラック企業に送り込まれる?
なかなかに鈍い(笑)。
もう少しこの手のサービスについて紐解いていきましょう。
紹介料はどういう場面で発生するかというと「紹介を受けた時点」ではなくて
「学生さんが内定を承諾した時点」で紹介料が発生します。
「紹介を受けた時点」だったら、企業側からすればどんな学生さんかも分からないし、利用する企業もなかなか集まりませんよね。
ここまでくると何がリスクかが分かってくると思います。
そう。
「学生一人に内定を出すたびに企業は100万円コストがかかる。」
※内定を学生さんが承諾した場合にコストがかかる
100万円というのは決して適当な金額ではなく、この手の紹介サービスの相場だと思ってもらって大丈夫だと思います。
つまり、紹介サービスで選考に参加した学生と、リクナビ、マイナビ、会社HP経由で参加した学生とで採用のコストが全然変わってきてしまいます。
あなたは経営者です。
最後の最後どちらか一人にしか内定を出せない状況。
採用コスト0の学生に内定を出しますか・・・?
100万円の学生に内定を出しますか・・・?
~後日追記~
デメリットだけでは不公平ですのでメリットも書いておきます。
- 隠れた優良企業に出会える
- ES、面接などの対策を真剣に考えてもらえる。
まず、隠れた優良企業に出会えるですが、これは間違いないです。
エージェントが紹介する会社=いい会社というのはさすがに100%ではありませんし、エージェントによるかと思いますので、できるだけ客観的に判断できるロジックで説明したいと思います。
紹介会社にとっての顧客は「企業」であり、この企業は「中小」であることがほとんどです。
紹介会社を利用する企業の悩みは
「良い学生と出会いたいけど、ネームバリューが低くて学生が集まらない」
というケースが多いです。
一方で、
一人採用するごとに100万円というコストを惜しみなく払うことができる会社
という捉え方もできます。正直中小企業で一人採用するごとに100万は大きな金額です。
これを払えるというのは少なとも財務面で多少なりとも余裕のある会社である。と言えるかと思います。
そして
それだけ人材にコストをかけることをいとわない会社という見方もできます。
またES、面接などの対策を真剣に考えてもらえる。
初回会社の報酬は先ほど記述した通り、
「企業が内々定を出す⇒学生が内々定受諾する。」
これで報酬が発生する仕組みになっていますので、
エージェントは学生に内定が出るように真剣に対策をしてくれます。
前年に就活無双だった!という一個上の先輩や
私のように趣味でTwitterやブログを書いている人()の何倍も真剣にサポートしてくれるはずです。
というわけでいい側面の追記でした^^
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