就職で人生を変えようとするな。
就職では持ち味を活かせる職場を選んでほしい
採用面接を見ていてしばしば、
もともと口下手で人と話をするのが得意ではないのですが、御社の営業マンとして採用いただき、そんな自分と決別したいと思っています。
前後かなり省略をしていますが、
このような趣旨の志望動機を話してくれる学生さんがいます。
残念ながら採用に結びつくケースはほとんどありません。
その理由としては
20年余りの人生で苦手で居続けたものを
社会に出てから得意にするというのは難しいというのが1点目。
また人と喋るのがもともと好きで、
営業マンとしての資質のある学生は
他にたくさんいるというのが2点目です。
まずは1点目ですが、あなたが経営者だったとして、
社会人になったら変わります!
という学生さんにベットしますか?
今までは定職に就かずにいたけど結婚したら定職に就きます!
って言われて信じますか?
それと同じような心理で採用担当者や経営層は
学生さんの話を聞いていると思ってください。
厳しいことを言うようですが
会社は苦手克服の教育機関ではないということです。
そして2点目ですが、
口下手な学生さんと同数程度、口上手な学生さんがいると思っています。
ですので敢えて口下手の学生さんを雇うメリットってなかなかないですよね。
例えば口下手でもプログラミングの達人とかだったら話は別ですが。
そういう意味も含めて
自分が苦手な分野に社会人になって飛び込むというのは
遅すぎるというのが私の意見です。
むしろ20年間の自分という人間の集大成を
仕事にぶつけていきながら成長するのが成功の秘訣だと思います。
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